mardi 26 février 2008

雨の日は



今日は曇りで雨交じり。
読んでいるうちに時間が経っていた。
とにかく時間の流れが速いという、こちらに来てからの感想を確認していた。


朝のうちは La philosophie des sciences au XXe siècle (20世紀の科学哲学) という専門の本をざっーと流していた。前期に講義を聞いたアヌーク・バルベルス (Anouk Barberousse) さんも書いていて、現在私が興味を持っている点について詳しく書かれている。これからじっくり読みたいものになった。

それから Penser la médecine (医学を考える) という医学を哲学的に扱っているアンソロジーに移り、その最初のエッセーの最初のページに出てきた "une personne souffrante ....., destinée à mourir." (死の運命にある...病める人) という文章に出会った時、死を前提にして考える哲学者はある意味では病める人ではないか、という思いに至る。それは不健康と言うよりは、その意識でいると日々が生き生きしてくるという逆説が含まれているように感じていた。

また、トマス・マンの 「魔の山」 (Der Zauberberg : La Montagne magique : The Magic Mountain) が出てくる。小説はどうしてもいずれになり、まだ読んでいないが、この本では病気との関連のみならず、多くの哲学的主題に溢れているようだ。いずれ本当に読んでみたいと思わせるものがあった。若い時に読んでいれば、その時との比較ができてさらに面白いのだろうが、、。

ということで、相変わらず興味が一所に留まらない一日となった。



Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire