jeudi 2 avril 2015

初めての筆記試験 Le premier examen écrit

2 avril 2008

(4 avril 1876 - 11 octobre 1958)


初めての筆記試験が迫っている。このところ初めて続きである。前期にはなかった筆記試験になるが、2時間という時間の中でやらなければならないのでフランス語の蓄えが試されることになる。以前に書いたかもしれないが、私のフランス語の書き方、というよりも作り方はフランス語らしく見えるように言葉をブロックのように積み立ていくというもので、その過程で言葉の選択から全体の形の参照に至るまで時間を要するのである。自分の中に蓄えがないのでそうならざるを得ないのだ。

しかも今回の対象は、科学哲学の純粋に知的な部分と言ってもよい論理学の基礎や科学的説明についてである。想像だとか 夢だとか人間臭さとか心に触れる部分が全くない、純粋に頭だけの作業になる。味気なく、余り好きではない領域になるだろうか。私としてはもっと人間に働 きかけてくる領域の方に興味あるのだが、マスターの学生としては致し方ない。

本来であれば関連の本を通読するのがよいのだろうが、実際にはそこまで行っていない。いつものように計画は頭に浮かぶのだが、その気になかなかならないという困った状態が続いている。今回は、これまでのノートを読 みながらそこにある論理を浮かび上がらせ、それを補強するために関連の本を読むということにならざるを得ない。しかし、さっぱり捗っていない。思い出してみると、学生時代から試験が迫ると全く関係のない本を無性に読みたくなり、それを実行していたが、今まさにそれを繰り返している。

こちらに来てからは、哲学とは言いながら知識の吸収に終始している状態が続いている。確かに哲学研究者を育てるにはこれしかないのだろうが、少し物足りない。それに時間が足りない。このように追われるようにやっていてもなかなか満足がいかないのである。もっと時間を使って読み込んでみたい人も出てきている。そう いう時にはいつもM1をもう一年やろうかという誘惑が顔を出す。




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