samedi 11 avril 2015

霧が晴れるランデブー、そして新たな展開 Un rendez-vous intéressant et de nouveaux développements

11 avril 2008

メモワールのことやこの分野についての感触を得るためにランデブーをお願いしていた方がいるが、お互いの都合が合わず実現しなかった。指導教授から会うこ とを勧められていた方で、ここの大学で学位をとった後リヨンで職についているので、タイミングを合わせるのが難しかったのだ。今回セミナーのためパリを訪 れたので、やっと実現に至った。

自己紹介もそこそこに、私の考えていることを話し始める。実は、すでに書いているように、 M1の論文としては余り狭い領域に絞らず、全体を俯瞰するようなやり方がよいのではないかと指導教授に言われていたので、その方針で計画を書き直してい た。ところが少し拡がりすぎて収拾がつかなくなり困っていたところだった。例えば、歴史を辿ってみてみたいと話した時に、それは一体古代なのか、18世紀なのか、現代なのかと彼女に問われて、初めて焦点が絞られていないことがわかる。漠然としていた場合、膨大な仕事になりますよ、ということである。あるいは、ある現象に前・中・後があり、自分はその全体の概念に興味があるという話をすると、私の話す内容を聞いていて、あなたの興味は概念ではなく後に当たるところではないですかと指摘され、それまでぼんやりしていた頭の中がすっきりと晴れ上がるのを感じる瞬間もあった。さらに、基礎文献やそれぞれの哲学者の 特徴(その難易も含めて)、これから実際に会った方がよい人などを紹介されたりと、非常に実り多いランデブーとなった。

さらにもう一つ、 私にとっては有難いニュースが入った。先日、メモワールを5月中旬までに仕上げなければならないと書いたが、それを9月まで延ばすことが可能だというのだ。取り上げる問題についてもう少しじっくり読み、考える時間が与えられたことになる。これで長い夏休みをある緊張感を持って過ごすことができそうだ。今の私にとっては非常に嬉しいシステムで、天の恵みと言ってもよいほどのニュースであった。

しかしこれが人生だろう。そう旨い話ばかりではない。それと相前後して、他のクールのvalidationの情報が入ってきた。必修が4クールのうち3つがミニメモワールだと思っていたのだが、実際には2つ。それで喜ぶのは少し早く、他の2つの最終試験は口頭試問だという。これは先日の筆記試験とともに全く初めての経験になる。しかもそのうちの一つがどのように行われるかを確かめたところ、クールで使われたA4で150ページほどの資料をもとに先生が問題を出し、それについて15分程度で準備して15分ほどエクスポゼをした後、先生との質疑応答になるようだ。

これはミニメモワールよりもある意味では大変かもしれない。自分の興味ではなく、相手に合わせなければならなくなるからだ。同時に、これがフランスのやり方なのかという思いで聞いていた。これはまさに、DALFの口頭試問と同じである。違いは、DALFの場合には問題が出される資料を見ることができるが、こちらはそれを予め頭に入れていかなければならないというところだろう。いずれにしても、夏休みまでの道は遠そうだ。





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